4_ひつじの顔したAくん
- 2016年8月中旬(1)
そもそも、一般的に男性の家に飲みに行く(2人きり)というのは1:Aくんは真面目そうなタイプに見えた。
2:Aくんは既婚者で奥さんを大切にしている風だった。
特筆すべきは2。そうです、Aくんは既婚者だったんです。奥さん が日本にいて、もうすぐVISAを取得してNYに来るのだと嬉し そうに話していたAくんは、愛妻家でとても安全な人に思えました。それに 加えてわたしの未熟な経験値からすると男性とは概ね”安全” ないきもので、「男は狼」なんて神話か都市伝説かなにかかと思っ ていました。
8月某日、彼の仕事が終わるタイミングで家にお邪魔しました。 ちょっと高めのGINとタコスを用意して出迎えてくれたAくん。今まで授業終わりに少し話す程度だったけど、初めてたくさん話して、本当に楽しい時間が過ぎていきました。「やさしいし話してて楽しいし、いい友だちができたなあ」と嬉しく思っていたわたしは、「夜のBrooklynは危ないし、もしよかったら泊まっていってもいいよ」という彼の発言にも素直に「ありがとう!じゃあ泊めてもらおうかなー」なんて返してました(実際、確かにわたしたちの住んでいる地域は夜はそれなりに危ないです)。もうAくんはわたしの中で完全に”イイ奴”と確定していたので、泊めてくれる=親切という認識でしかありませんでした。
特筆すべきは2。そうです、Aくんは既婚者だったんです。奥さん
8月某日、彼の仕事が終わるタイミングで家にお邪魔しました。
彼氏の愚痴も聞いてもらってお酒も進んだ頃、事件は起きました。